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介護の仕事内容・現場紹介

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特養で働きたい介護士必見!リアルな仕事内容・向き不向きを徹底解説

「特養の仕事って、やっぱり大変なのかな」
「夜勤や介助が多いって聞くけど、自分にできるだろうか」

 

 介護職として働いていると、一度は特養(特別養護老人ホーム)という職場に関心を持つ方も多いのではないでしょうか。

 入居型施設として、24時間体制で利用者の生活を支える特養は、介護の中でもやりがいが大きい職場です。 一方で、体力や精神面での負担が気になるという声も少なくありません。

この記事では、現場の実際をもとに

・特養で働く介護士の主な仕事内容

・1日のスケジュールとリアルな働き方

・特養の魅力と向いている人の特徴

をわかりやすく紹介します。

 

「転職を考えているけれど、自分に合う職場がわからない」という方にも、特養の仕事を具体的にイメージできる内容です。最新状況をふまえ、特養勤務のリアルをお伝えします。

 

特養は介護士が入居者の日常をサポートしながら活躍できる施設

「特養(特別養護老人ホーム)」は、介護度の高い高齢者が長期的に生活する施設です。

 自宅での生活が難しくなった方が、安心して暮らせるよう、介護士が日常生活のサポートを行います。 入居者の条件は、原則要介護3以上となっており、食事・排泄・入浴など、ほぼすべての介助が必要なケースも珍しくありません。

特養の特徴は「生活の場としての介護」です。 病院のような治療目的ではなく、入居者が穏やかに、その人らしい暮らしを続けられるよう支援することが大切です。

 医療的ケアが必要な場合は看護師が対応し、介護士はその方の日常と尊厳を守るサポート役を担います。

また、特養は公的施設であり、入居待機者が多いのも現状です。 その分、介護度が高くてもケアの質を落とさず支える現場力が求められます。

 

 この「人の生活をチームで支える」という点が、特養介護の大きなやりがいといえるでしょう。

 

特養で働く介護士のおもな仕事内容と特徴

特養で働く介護士の仕事は、 入居者一人ひとりの日常生活を支えるのが中心です。
ここでは、特養介護士の主な業務を内容別に見ていきましょう。

 

◆生活支援(食事・排泄・入浴などの基本介助)

利用者が安全に、できるだけ自分らしく生活できるよう支援します。

 朝の起床や整容

・トイレ誘導

・入浴や着替えなど

 生活リズムを整えるケアが介護士の基本です。 一人ひとりのペースや体調に合わせた声かけや介助が求められます。

 

◆ 心のケアとコミュニケーション

特養は生活の場であり、利用者との会話やふれあいも大切な仕事です。 レクリエーションや季節行事のサポートを通じて、その人らしい暮らしを一緒に作っていきます。

 利用者が笑顔を見せてくれる瞬間こそ、介護士にとっての大きな喜びです。

 

◆ 記録・申し送りなどの情報共有

一日の様子を記録し、体調や行動の変化をチーム内で共有します。

・食事量

・排泄状況

・睡眠の様子

などの丁寧な記録は、入居者の小さな変化の早期発見やケアの質向上につながります。

 申し送りでは、次の勤務者に重要な情報を正確に伝えることが欠かせません。

 

◆ チーム連携と専門職との協力

特養では、介護士だけでなく、

・看護師

・ケアマネジャー

・栄養士

・リハビリ職など


多職種が連携して入居者を支えるのが特徴です。

 介護士は日常の中で気づいた小さな変化を報告し、他職種と協力して適切なケアにつなげる役割を担います。

 

特養の介護士は、以上の4つの仕事内容で入居者の生活を支えているのです。

 

特養で働く介護士1日のスケジュール例

 

次に、特養の日勤と夜勤のスケジュール例をまとめました。

 

日勤(8:30~17:30)

日勤では、生活リズムを整えることが主な役割です。 特に午前中は入浴・排泄などが集中し、時間管理とチーム連携力が求められます。

夜勤(16:30〜翌9:00)


夜勤では、少人数体制の中で20人以上を担当する場合もあります。 入居者一人ひとりの睡眠や体調に気を配りながら、安全を守る責任の重さを感じる現場です。

 

次の章では、特養の仕事内容や流れをもとに、やりがいや向いている人についてお伝えします。

特養でのやりがいは入居者の人生に寄り添えること

特養では、入居者と1年以上の長い関係を築けられることもよくあり、その人の人生に寄り添う介護を実感できます。


日々の会話や小さな笑顔、安心した表情が大きなやりがいです。「ありがとう」「あなたがいると安心」と言われる瞬間に、介護士としての喜びを感じられるでしょう。

 

特養の仕事が大変といわれる理由

毎日の業務内容は、入浴や排せつ・移乗など、身体介助の負担が大きいのが現実です。 夜勤やシフト勤務で生活リズムが乱れやすく、体調管理にも注意が必要です。


また、看取りの場面や入居者の体調悪化など、感情面でのつらさを感じるケースにも直面します。 

大変な現場でも、チームで支え合いながら乗り越えられる点が特養の魅力でしょう。

 

特養で働くのに向いている人の特徴

やりがいや大変さを踏まえたうえで、特養の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。

 

・人との関わりが好きな人

・小さな変化に気づける人

・チームで協力して動ける人

 

特養の介護は「一人で頑張る」よりも、仲間と支える力が求められます。 相手の気持ちに寄り添いながら、周囲と協力できる人におすすめの職場といえます。

 

まとめ:特養の介護は人との関わりがやりがいにつながる

特養で働く介護士は、日々の暮らしを守る縁の下の力持ちです。 入浴や食事の介助といった身体的な支援だけでなく、その人の生き方を支える心のケアも大切にしています。


「人と深く関わりたい」「最期まで寄り添いたい」と思う人にとって特養は、介護士の力を思う存分発揮できる現場となるでしょう。

 

2025年以降、介護の需要はさらに高まり、生活のプロとしての介護士の役割はますます重要になります。あなたも、特養の介護現場を通して、自分らしい働き方を見つけてみませんか。