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介護保険外サービスとは?種類や保険サービスと組み合わせた活用事例も解説!

「介護保険サービスだけでは対応できないニーズについて知りたい」「介護保険外サービスの具体的な活用方法について知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

介護保険外サービスは、介護保険の制約を受けずに利用できる柔軟で多様な生活支援サービスです。利用者さんの困りごとを解決したり、より豊かな生活を実現したりするために、重要な選択肢となります。

本記事では介護保険外サービスの種類や、介護保険サービスとの組み合わせ事例について解説します。公的サービスではカバーできない部分を補い、生活の質の向上を目指したい方は、最後までご覧ください。

・介護保険外サービスとは?

介護保険外サービスとは、介護保険の制約を受けずに利用できる、柔軟で多様な生活支援サービスです。介護保険サービスには、利用時間や内容、要介護度による支給限度額など、公的な制約があります。

介護保険外サービスは、介護保険では対応しきれないニーズに応えるために提供されており、利用者の「困った」や「もっとこうしたい」といった希望を叶えるのに役立つのが大きな特徴です。

具体的には、 介護保険の時間を超える長時間の買い物や外出の他に、庭の手入れや窓のサッシ掃除など、保険では認められない家事が該当します。

介護保険外サービスは、公的サービスでカバーできない部分を補い、利用者の生活の質を高めるための重要な選択肢です。

・代表的な介護保険外サービス3選

代表的な介護保険外サービスは、以下の3つです。

・ 家事代行や生活支援サービス

・ 移動や外出支援サービス

・ 見守りやレスパイトサービス

順番に解説します。

・家事代行や生活支援サービス

家事代行・生活支援サービスは、介護保険では対応できない幅広い家事や生活上のニーズに対応できる、利用頻度の高いサービスです。

介護保険の生活援助は、「利用者本人」の生活に必要な家事に限定されており、家族のための家事や日常的ではない大掃除などは対象外だからです。主な家事代行・生活支援サービスには、以下の4つが挙げられます。

・ 介護対象者ではない同居家族の食事も含めた調理

・ 窓のサッシや換気扇の掃除、専門的な掃除を行うこと

・ 遠方への外出や趣味の場所までの長時間の付き添い

・ 役所での手続きやペットの世話を代行すること

家事代行・生活支援サービスは、柔軟で細やかなサポートを提供でき、利用者が快適な生活を維持するために欠かせない選択肢の一つです。

・移動や外出支援サービス

介護保険では難しい「通院以外の目的」や、「長時間の外出」ができるサービスを、移動・外出支援サービスといいます。

介護保険の移動介助は「通院」にのみ限定され、利用できる時間にも制約があります。そのため、趣味や買い物など生活をより豊かにするための自由な外出には利用できません。

保険の制約を超えて、利用者の自由な外出を支援するために欠かせないサービスです。具体的に、移動・外出支援サービスが使われるタイミングは以下のとおりです。

・ 趣味・娯楽の外出: 劇場や美術館、旅行への長時間の付き添い

・ 冠婚葬祭: 結婚式や法事への送迎と会場での介助

・ 遠方への移動: 帰省時の新幹線や飛行機利用時の介助

移動・外出支援サービスを利用すれば、要介護認定があっても活動的な社会生活を継続でき、外出に伴う家族の介助負担を軽減できるでしょう。

・見守りやレスパイトサービス

見守り・レスパイトサービスは、介護保険では難しい細やかな安否確認や、介護者の休息に特化した柔軟なサービスです。介護保険サービスだけでは、見守り単体での利用や、頻繁・長時間の安否確認に制約があるからです。

また、レスパイトのためのショートステイも手続きや日数に制限があります。このサービスは、保険の制約なく、柔軟に利用できるため、利用者の安全確保や介護者の負担軽減に役立ちます。

たとえば、毎日定時の電話や訪問による安否確認と報告、異常時には迅速に駆けつける場合もあります。また、夜間や認知症の方への長時間の付き添いや、介護者の不在時にスタッフが自宅に泊まり込みで支援する場合もあります。

利用者の日々の安全と安心を守り、介護者が休息を取れるように支援することで、長期的な介護生活を支える上で欠かせないサービスです。

・介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせる提案事例

介護保険サービスと、保険外サービスを組み合わせる提案事例は、以下の2つです。

・ 通院介助と外出支援サービスの組み合わせ

・ ショートステイと在宅レスパイトの組み合わせ

それぞれ解説します。

・通院介助と外出支援サービスの組み合わせ

介護保険の通院介助と保険外の外出支援サービスを組み合わせれば、医療機関への移動と、私的な外出の両方をサポートできます。

具体的には、病院までの送迎や院内での介助をしたあとに、そのまま買い物をしたり、映画館への付き添いができたりします。

生活援助と家事代行を組み合わせれば、医療ニーズと社会参加に関するニーズの両立を満たし、利用者さんはより活動的で充実した生活を送れるでしょう。

・ショートステイと在宅レスパイトの組み合わせ

ショートステイと保険外の在宅レスパイトを組み合わせると、介護者の多様な休息ニーズに対応できるでしょう。ショートステイは利用日数や手続きに制約があり、急な利用や環境の変化が難しい場合もあります。

一方で、在宅レスパイトには利用制限がなく、自宅で介護者の不在中も支援を受けられるため、柔軟に休息時間を確保できます。以下の場合の棲み分けとして利用するのがおすすめです。

・ ショートステイ: 介護者の長期の旅行や体調不良時の利用(保険適用)

・ 在宅レスパイト: 介護者の急な外出時や、ショートステイが取れない場合の自宅での付き添い・介護(自費)

ショートステイと在宅レスパイトを組み合わせると、長期的な休息と短期・突発的な休息の両方に対応でき、介護者の負担を軽減して介護を継続するために非常に有効な手段です。

・まとめ

本記事では、介護保険ではカバーできない幅広いニーズに応える介護保険外サービスについて詳しく解説しました。

介護保険外サービスは、単に介護保険の不足を補うだけでなく、利用者さんが自分らしい生活を続けたり、趣味や社会とのつながりを諦めずに維持したりするためにも、大切な役割を果たします。

これらのサービスを上手に活用し、介護を受ける方だけでなく、ご家族の負担も軽減しながら、安心で豊かな生活を実現してください。