
「新人介護士がどんな悩みや不安を抱えているのか知りたい」「仕事への向き合い方について知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
新人介護士が抱える悩みや不安には共通する傾向があり、解決のためにはまず理解を深める必要があります。
本記事では、新人介護士が抱える具体的な悩みや不安に加えて、仕事への向き合い方を解説します。ご自身の悩みを解消し、プロの介護職として成長したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
新人介護士が抱える主な悩みや不安

新人介護士が抱える主な悩みや不安は、以下の4つが挙げられます。
・仕事に関する具体的な悩み
・人間関係の悩み
・利用者との接し方に関する悩み
・将来のキャリアへの不安
それぞれ順番に解説します。
仕事に関する具体的な悩み
新人介護士が最初に直面する大きな悩みの一つは、仕事内容に関するものです。新人期間中は、不慣れな介助方法や記録業務に戸惑い、自分の未熟さを痛感する方も少なくありません。
特に、身体介助や医療的ケアなど命に関わる業務は、大きなプレッシャーを感じやすいものです。多くの新人介護士が抱えている具体的な悩みは、以下の3つが挙げられます。
| 悩み | 内容 |
| 移乗介助がうまくいかない | 利用者の身体を支える適切な力の加減や、安全な姿勢が分からず、利用者にも自分にも負担をかけてしまう。 |
| 介護記録の書き方が分からない | 介護現場では、利用者の状況を正確に記録しなければいけないものの、専門用語やSOAP形式などの書き方に慣れておらず、何をどう書けば良いか迷ってしまう。 |
| 業務の優先順位がつけられない | 限られた時間内に多くの業務をこなす必要があり、何から手をつけるべきか分からず、焦りや不安を感じてしまう。 |
仕事に関する悩みは多くの方が経験するものであり、研修制度や先輩のサポートを活用することで、着実に解決していけるでしょう。
人間関係の悩み
新人介護士が抱える悩みの中でも、人間関係は特に大きなストレス要因の一つです。なぜなら、介護の仕事はチームで行うことが不可欠だからです。
チームで情報共有を行い、協力してケアにあたる必要があるため、人間関係がうまくいかないと仕事の質にも影響します。具体的な人間関係の悩みには、以下の3つが挙げられます。
・忙しそうな先輩に話しかけるタイミングが分からず、分からないことをそのままにしてしまう。
・先輩によって教え方が違ったり、口調が厳しかったりして、精神的に疲弊してしまう。
・どのタイミングで何を報告すれば良いか分からず、先輩から「なぜ報告しなかったの?」と怒られてしまう。
コミュニケーションの取り方や報連相のポイントを学ぶことで、人間関係の悩みもきっと解消できます。
不安な時は一人で抱え込まず、信頼できる先輩や上司、または専門の相談窓口に相談することも大切です。
利用者との接し方に関する悩み
利用者との接し方について悩む新人介護士も多くいます。介護職の仕事は、単に身体的なケアをするだけでなく、利用者一人ひとりの個性や人生観を尊重した関わりが求められるからです。
具体的な悩みには、以下の3つが挙げられます。
・何を話せば良いか分からない
・認知症の方とのコミュニケーションに戸惑う
・利用者さんとの距離感が難しい
焦らず、まずは利用者の話にじっくり耳を傾け、相手の気持ちに寄り添うことを心がけると、信頼関係を築きやすくなるでしょう。
将来のキャリアへの不安
新人介護士は、日々の業務や人間関係の悩みだけでなく、将来のキャリアへの不安を抱えているケースもあります。
給与がどのように上がっていくのか、どのようなスキルを身につければ評価されるのかなど、具体的な道筋が見えづらく、将来に対する不安を感じてしまうからです。
たとえば、 初任給が低いため、結婚や子育てを考えたときに、「この給料で生活していけるだろうか」と不安になる場合があるでしょう。
また、介護福祉士やケアマネジャーなど資格の存在は知っていても、どうやって取得するのか、取得後にどのような仕事ができるのかわからないケースもあります。
まずは目の前の業務に丁寧に取り組み、着実にスキルを身につけることで、将来の不安を解消し、キャリアを築いていくことができます。
新人介護士の仕事への向き合い方

新人介護士が仕事に向き合う際には、次の2点を意識してみましょう。
・完璧主義を手放し、小さな成功を積み重ねる
・「報連相」を徹底し、一人で抱え込まない
それぞれ解説します。
完璧主義を手放し、小さな成功を積み重ねる
新人介護士は、最初から完璧を目指すのではなく、完璧主義を手放すことが大切です。介護の仕事は人の命を預かるため、一つひとつの業務に大きな責任が伴います。
しかし、無理に完璧を求めると精神的な負担が大きくなり、かえってミスを招いたり、仕事への意欲を失ったりすることもあります。完璧主義を手放し、小さな成功を積み重ねる際に意識すべきことは以下の3つです。
| 意識すべきこと | 内容 |
| 小さな目標を設定する | 「今日はスムーズに利用者さんの食事介助を完了させる」「利用者さんに笑顔で挨拶をする」など、達成可能な小さな目標を毎日設定する。 |
| 成功を意識的に記録する | 「〇〇さんから『ありがとう』と言われた」「介助が昨日より楽にできた」など、業務日誌やメモに良かった点を記録する。 |
| 自分を褒める | 頑張ったことやできたことを、意識的に「よくやった」と自分自身で褒める。 |
小さな成功体験を積み重ねることは、新人介護士にとって「自分にもできる」という自信を育む確かな方法です。
完璧を目指すのではなく、日々の成長に目を向けると、焦りや不安を乗り越え、着実に介護のプロへと成長できるでしょう。
「報連相」を徹底し、一人で抱え込まない
新人介護士は、仕事の不安や悩みを一人で抱え込まず、「報連相」を徹底しましょう。介護はチームケアであり、一人ひとりの職員が情報や状況を共有することで、ミスを防ぎ、より安全で質の高いケアを提供できるからです。
たとえば、担当している利用者さんの体調や気分に変化があればすぐ先輩やリーダーに報告したり、スケジュールや業務内容に変更があった場合、関係する職員全員に速やかに伝えたりすべきです。
また、介助方法に自信がないときや、利用者さんとの接し方に困ったときなど、些細なことでも先輩や上司に相談し、アドバイスをもらいましょう。
一人で問題を抱え込まず、チームの力を借りて精神的な負担を減らすことで、安心して仕事に取り組めます。
まとめ

今回は、新人介護士が直面するさまざまな悩みと、それを乗り越えるための仕事への向き合い方について解説しました。
新人時代に感じる悩みや不安は、誰もが経験するものです。完璧を目指すのではなく、日々の小さな成功を積み重ね、周りの力を借りることで、着実に介護のプロへと成長できます。
新人介護士の方は、ぜひ本記事を参考にして、悩みや不安を乗り越えるヒントにしてください。



