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【2025年最新版】訪問介護冬の感染対策|高齢者を守る観察・予防のポイント

2025年秋、全国的にインフルエンザの流行が例年より早く始まっており、新型コロナや感染性胃腸炎にも注意が必要な季節となりました。

高齢者は感染症の影響を受けやすく、初期症状に気付きにくいことが多いため、訪問介護職による日々の観察と予防が重要です。

本記事では、

・冬に流行しやすい感染症

・訪問介護て必要な感染対策

・体調変化のチェックポイント

など、訪問介護職が現場で使える実践的な最新情報をお伝えします。

 

冬に流行しやすい感染症の特徴

では、秋から冬に気を付けたい3つの感染症から解説します。

インフルエンザ

 

今年は全国的に流行入りが早く、福岡県では8月時点で定点報告数が1.0を超えるなど、例年より前倒しで拡大しています。

 

流行株はA型が主と予測され、例年10月ごろから医療機関で始まるワクチン接種が重症化予防の鍵になります。

 

高齢者では肺炎や心疾患の悪化につながるため、発熱や全身のだるさに加え、

 

・急に元気がなくなった

・食事量が減ってきた

・歩くのがつらそう

 

といった微妙な変化にも注意が必要です。訪問時には、体温だけでなく表情や身体の動きの変化も観察ポイントとなります。

 

新型コロナウイルス

まず、注意したいのは、新型コロナウイルスの症状が一般的な風邪と見分けがつきにくくなっていることです。

 

特徴的なのは、のどの痛みや咳、微熱などの症状が中心で、かつて多かった味覚・嗅覚障害は減少している点でしょう。

 

ただし、高齢者では症状が軽くても一気に体調が悪化することがあります。

 

・なんとなく動きが鈍い

・息切れが出ている

 

といった違和感を逃さず、早期に医師へつなぐことが重症化を防ぐ重要な対応です。訪問介護職の小さな気づきが、ご利用者の命を守ることにつながります。

 

感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)

冬季に流行が多いのがノロウイルスをはじめとする感染性胃腸炎です。東京都の定点調査でもすでに報告が始まっており、今後の増加が予想されています。

 

嘔吐や下痢を繰り返すと、体内の水分が急速に失われて脱水症状に至る危険があります。高齢者は、のどの渇きを感じにくく、重度の脱水になるまで気づかない場合もあるため注意が必要です。

 

介護職が徹底するべきことは

 

・トイレや衣類の汚れを観察

・処理は必ず手袋とマスクを着用(あれば使い捨てのゴーグル)

・塩素系消毒液で清掃する(エタノールでは効果がない)

 

以上のポイントが、感染拡大防止につながります。家庭内で共用する物品も分けて管理すると安心です。


(参考)

1.【厚生労働省】インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数の推移 001561528.pdf

2.【斉藤内科クリニック】「2025年インフルエンザワクチンの株と特徴」
 https://saito-naika-cl.com/blog/post-824/

3.【ファストドクター「新型コロナ最新株 NB.1.8.1とは】
 https://fastdoctor.jp/columns/covid19-symptoms-variant-strain

4.【NHK 感染症データと医療・健康情報】https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/

5.【東京都健康安全研究センター » 世界の新型コロナウイルス変異株流行状況 ( データの更新 】https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/lb_virus/worldmutation/ 

6.【東京都感染症情報センター「感染性胃腸炎 2025年」】
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/gastro/gastro/

 

訪問介護で押さえたい感染対策

外からご利用者の生活空間へと足を運ぶ訪問介護では、自らが感染源にならない配慮も必要です。

感染症の基本対策(手洗い・マスク・換気)は今も有効であり、継続が重要です。

 

外から持ち込むバッグや衣類(靴下)を清潔に保つ工夫が、家庭内感染のリスクを下げます。

 

ご利用者へは、デイサービス帰宅後に着替えや手洗いを促すことも、感染症予防の一環です。

 

 

参考:【感染症情報 |厚生労働省】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html?utm_source=chatgpt.com

 

体調変化に早く気付くための3つのチェックポイント

まずは、食欲減退や過度な眠気など「いつもと違う」日常の変化に注意しましょう。本人の自覚が乏しくても、体調が良くないサインかもしれません。

 

前回の訪問時までは、元気に過ごしていたのにもかかわらず、デイサービス後に疲労感を訴えるときは、その後の変化をよく観察しましょう。

 

常日頃からのこまめな情報共有は、ご利用者の些細な変化に気付くきっかけになります。食事量や排せつ状況、活気の有無などの観察記録は、家族や他事業所への重要な情報源です。

 

 

高齢者が安心できる家庭での冬の健康管理

冬場の理想的な室温は環境庁やWHOが推奨する18〜20℃とくに高齢者は20℃程度とされています。また、湿度は40〜50%が推奨され、乾燥対策が重要です。加湿しすぎて50%を大幅に上回る場合はカビに要注意です。

暖かい飲み物やゼリー飲料を活用し、水分・栄養を意識的に摂取させましょう。温活やビタミンで免疫力を上げたり、ミネラルを多めに摂取して、冬の脱水も予防しましょう。

ケアマネジャーや家族の協力で、ワクチン接種の予定を早めに調整すれば、安心感を提供できます。

【65歳以上に実施している予防接種|厚生労働省】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/years-65.html

 

介護職自身のセルフケアも忘れずに

のどの痛みや微熱など軽微な不調でも、職場と相談しながら勤務を見合わせ、感染拡大を防ぎましょう。

 

ご自身の免疫力を高める生活習慣も重要です。

・質の良い睡眠

・適度な運動習慣

・体を温める入浴

・バランスの取れた食事

を意識しましょう。

ストレスを溜めないために、オフタイムの十分な休養や気分転換も大切です。

 

 

まとめ:訪問介護で高齢者の感染を防ぐには気づきと適切な対応が重要

寒くなり乾燥する冬は、複数の感染症が重なる季節です。そのため、訪問介護職の気づきと対応が、高齢者の命を守る大きな力になります。

 

日々の観察と基本的な感染対策の積み重ねで、症状の悪化を防ぎ、安心した在宅生活のサポートに繋がります。